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スケグ(SKEG)
船尾をCUT UP(切り上げた)した船の船底に付けて保針性の向上を計り、併せて上条の際、盤木をかうのに都合よくする。〔第4−11図〕

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第4−9図

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第4−10図

 

バー・キール(BAR KEEL)
針路安定性を良くするため、船底に取り付ける。(第4−12図)
ディープブイ(DEEP V)
船底中央部における船底勾配を22.5〜25度とし、その勾配をほぼ船尾まで保った高速艇の船型・大きな波浪棚を生じないで、耐波性能を増すが、静止時船尾チャインを水面より高くすると、水線幅が小さくなり、静止時の初期復原力が小さく、高速では傾斜したままで走ったり、左右の傾斜を繰返すことがある。
滑走性能をハードチャイン艇に近づけるため、ディープV型の船底部につけた縦方向の小さい平担部をストライプ(STRIPE)という。
ディープV型の水上滑走艇で船底に横方向のステップ(STEP)と称する段をもつ艇体をハイド回プレーン(HYDROPLANE)と呼び、現在の競争艇にはこのステップがある。ステップのないものをランナナバウト(RUNABOUT)という。
馬力があって、小人教で水上スリルを楽しむ水上滑走艇は、スポーツ・カー的な考えなら、乗心地は悪いがシングル・ステップがよく、乗用車的な気分を味うには荷重の変化にも強く、凌波性もよく、すべてに無難なランナバウト型がよい。

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第4−11図

ディープオメガ(DEEP OMEGA)
ディープV船型の初期復原力を改善するため、船尾におけるチャインを水面下に下げ・かつ高速時の安定性を改善したディープブイ船型の一種である。
トランソム(TRANSOM)
戸立、平坦な船尾外板
デッドライズ(DEAD RISE)
船底勾配、船底傾斜

 

 

 

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